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失敗の悔しさを力に変えて
その翌年に大規模案件を受注!

ウェルシィ事業部 地下水営業部/2018年入社 栗原 邑珠

入社のきっかけ

志望する業界や職種を決められないまま就職活動に臨んだ私は、ITや金融、メーカーなどさまざまな企業の選考を受けていました。どこも同業他社との違いがわかりませんでしたが、合併する前の株式会社ウェルシィが「地下水の飲料化」という聞きなれない事業を展開していることを知り、その独自性に興味を持って志望しました。面接で自分の言葉で素直に話せたのと、若いうちから責任ある仕事を任せてもらえると聞いたことが決め手になりました。

業務について

災害対策としても注目される地下水飲料化

「地下水膜ろ過システム」の営業は、新規顧客を開拓する新規チームと既存顧客のメンテナンスや更新を担当する既存チームに分かれていて、私は前者に所属しています。お客様の敷地内に井戸を掘って地下水をろ過するプラントを設置し、公共水道と地下水とで水源を二元化し水を供給するのがウェルシィ事業部のビジネス。大量に水を使用する工場や300床以上の病院、入所者150人以上の高齢者施設、ゴルフ場などが主な営業対象です。水道料金よりも安く水を利用できることがメリットですが、最近は災害で断水しても水インフラを確保できることから、災害対策としてのニーズが高まっています。お客様への提案に際しては、設計・施工・保守などさまざまな部署と協力し、社内外問わず多くの人と関わる仕事です。

仕事のやりがい

長い時間を経るほど受注の達成感も大きい

最近は新築案件が多く、提案から受注まで2~3年かかることも珍しくありません。設計会社やゼネコンから引き合いが来ることもありますし、既存のお客様から建て替えをするので、当社のシステムを導入したいと依頼されることもあります。案件の多くは入札や相見積を経て受注が決まりますが、当社の強みは水に関する知見が豊富なことです。近年、水道水から検出されて健康への影響が懸念されているPFASも、他社に先駆けて除去するための処理フローを提案してきました。安全と信頼では負けない自信があります。社内外の人々の協力のもとに、数年を経て受注が決まった時の喜びと達成感の大きさが、仕事のやりがいに繋がっています。

成功・失敗、壁の乗り越え方

前例のない大規模案件の難しさを痛感

キャリアの中で一番悔しい思いをしたのが、2年前に大型案件の受注に失敗したことです。ゼネコンから引き合いがあり、先輩から引き継いだ半導体関連の工場ですが、地域的に公共水道が使えない特殊な案件でした。当社は、万一地下水が止まった時にも、水道水をバックアップとして使えるようにシステムを設計します。過去に実績のないケースだったので、社内がリスクに対して慎重になっているうちに、他社に発注が決まってしまいました。自分の技術に関する知識不足と、案件の進め方を見誤ったことを猛省しました。その翌年に、新たな大型案件に対して提案することになり、絶対に逃さないという覚悟で臨みました。大規模開発で造る分譲住宅地のインフラとして地下水を利用するもので、前例のない特殊な案件。同じ失敗を繰り返さないために、提案の初期段階から設計、施工、保守を担当する方々を招集して、さまざまな条件を詰めていきました。受注が決まった時は、リベンジを果たせた喜びと、自身の成長を実感できました。

これからの夢や目標

新たな営業ルートを開拓して成長を実現

もっと仕事の幅を広げて、裁量を大きくしたいと考えています。今までは先輩方に支えてもらいましたが、中堅として自力でやれることを増やしていく必要があります。営業スキルだけでなく、技術やマーケティングについて学び、新しい営業ルートを開拓するのが目標です。いまターゲットにしている大規模施設だけでなく、透析クリニックのような中小規模の施設にも、一定のマーケットがあります。当社が蓄積してきた技術と知見、社内外のネットワークを活用して、コストなどの課題を解決できればビジネスチャンスは大きく広がるでしょう。ウェルシィ事業部の可能性を追求して、さらなる成長を実現するのが夢です。

1日のスケジュール

9:00
出社してメールチェック、当日の予定を確認。
10:00
提案のためお客様を訪問。
12:00
帰社の途中で昼食。
13:00
帰社、設計担当と打ち合わせ。
15:00
打ち合わせの内容をもとに見積書を作成。
16:00
技術担当と打ち合わせ後に提案書を作成。
17:45
翌日の準備をして退社。
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