PEOPLE 社員を知る
さまざまな業務を経験して
オールラウンダーになりたい。
入社のきっかけ
大学で化学を専攻していたので、卒業後はその知識を生かした技術職に就きたいと思っていました。でも、私は営業にも興味を持っていたので、業種よりも仕事内容を重視して就職活動をしていました。当社を志望したのは、エンジニアとして設計することができ、汎用性が高い水分野であれば幅広いお客様と一緒に仕事ができると考えたからです。営業に同行してお客様のニーズを直接聞き、設計に反映する技術提案の仕事に魅力を感じたことが、入社を決めた理由です。
業務について
プロセスの基本設計から大型装置の立会検査まで
いま、大規模プラントの建設現場で検査とオペレーションを兼務し、施工管理や試運転、書類作成などさまざまな業務に携わらせていただいています。私は入社後にプロセス技術グループに配属され、営業担当と一緒にお客様を訪問して、自分がプロセス設計した装置を提案していました。プロセス技術の応用として、現在担当しているプラントの運転思想や制御方法などを記載した運転法案という書類をまとめたのが、この現場に関わった最初の仕事です。現地工事が始まる前の7月には、プラントに組み込む装置を検査するために、製造委託先の中国へ出張しました。1基の重量が10トンもある大きな装置が海を渡って、現場に搬入されたのを見た時は感慨深いものがありました。
仕事のやりがい
現場ならではの学びや気付きは大きな収穫
日々の業務の中で、小さな喜びを感じることはありますが、まだ大きな達成感までは至っていません。いまは工事が佳境に入っていて、タンクやポンプが設置され、配管が組み上がっていくのを見るのが楽しい。きっとこの工事が予定通り竣工した時に、大きなやりがいや達成感を得られると思っています。プロセス設計をしていた頃は、機器や配管をできるだけ場所をとらないようにコンパクトに収めることを優先していました。でも、実際に現場に来て、そんな狭い空間に詰め込んだら施工する時に大変だということを知りました。工事の費用を積算する際に、タンクを2個1日で設置するのに何人が必要で、どんな工具を使うのかイメージできなかったことも間近に見て頭の中がクリアになりました。こうした学びや気付きにより自分の成長を実感できたのは、現場ならではの大きな収穫です。
成功・失敗、壁の乗り越え方
ルールを順守して快適な現場環境に配慮
現場に入ったばかりの頃に、作業員の方たちと世間話をしていて協力会社から注意を受けたことがありました。このプラントは当社がお客様から直接受注しているので、私は元請けとして協力会社に指示する立場です。現場の作業を担当する協力会社も1次と2次に分かれていて、当社からの指示は1次協力会社を通して2次協力会社の作業員の方たちに伝えるのが指揮系統のルールになっています。確かに、私にとっては気軽なコミュニケーションでも、誤解される可能性もあります。工事をスムーズに進めるためには、現場のルールを理解して順守する必要性を痛感しました。その後は元請けとして協力会社との打ち合わせを密にして、お互いに気持ち良く効率的に仕事ができるように心がけています。
これからの夢や目標
一緒に働く人を採用する人事担当がゴール
自分自身ができる業務領域を広げて、最終的に何でも担当できるオールラウンダーになりたいと考えています。不慮の欠員や仕事が急増した時に、代わって業務を遂行できる人材になること。そのためにも、現場で経験を積んだら、プロセス技術グループに戻って今の視点で基本設計を担ったり、今の部署で詳細設計にも携わりたい。自分でプロセスを組んでお客様に提案して、施工管理から試運転、引き渡しまで担当できたら楽しいと思います。また、エンジニアリング部だけでなく、社内のさまざまな部署や業務を経験した後に、人事担当として一緒に働く人を採用したい。自分の経験にもとづいて、新入社員の適性に合う部署や業務を選んで提案して、その人の潜在力を引き出してパフォーマンスを最大化する。今はそこが私にとってのゴールです。
1日のスケジュール
- 7 :45
- 朝礼。
- 8 :00
- 工事開始。
- 10:00
- 書類作成。
- 12:00
- 昼食。
- 13:00
- 機器の搬入立ち合いまたは試運転調整
- 17:00
- 終礼。
- 18:00
- 退社。